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zoom RSS 泣く九月

<<   作成日時 : 2014/09/16 18:22   >>

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 こんな歳になると(こんな性格の人間になると)、10年前も20年前も30年前も、考えていることもやっていることも今とたいして変わってないよなぁと、ため息とともに思ったりする。簡単に言うとちっとも成長してないってことなんだけど、問題は回りはそうは見てくれないってことなんだよなぁ。皺と白髪が増えたとともに、人間としても少しは大人になったんじゃないの、なぁーんてさ、思ってないか。まぁどうでもいいけどさ(なぁーにを言ってるんだか)。

『未必のマクベス』早瀬耕(早川書房)読了
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――IT企業ジェイ・プロトコルの中井優一は、東南アジアを中心に交通系ICカードの販売に携わっていた。同僚の伴浩輔とともにバンコクでの商談を成功させた優一は、澳門の娼婦から予言めいた言葉を告げられる−。「あなたは、王として旅を続けなくてはならない」。やがて香港法人の代表取締役として出向を命じられた優一だったが、そこには底知れぬ陥穽が待ち受けていた。異色の犯罪小説にして恋愛小説。(待ってましたと言ったら嘘になるよなぁ)
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 この紹介文には続きがあって、「伝説のデビュー作『グリフォンズ・ガーデン』から22年−。運命と犯罪と恋についての長篇第2作」とある。

 書店で作者の名前を見て、自分の目を疑ってしまったよ。この作者のデビュー作『グリフォンズ・ガーデン』は、私の生涯の中で10本の指に数えられる作品なのですよ(ちと大げさかな)。その作家の22年ぶりの第2作とはねぇ、いやぁー驚いた。

 今回の作品の内容をどう言ったらいいのかなぁ。ミステリ? 経済小説? サスペンス? 恋愛小説? ゴシック・ロマンス? 謀略小説? もうそれらを一緒くたにした物語としか言いようがない。面白いです。今のところ今年一番と言ってもいいかも知れない。
 『グリフォンズ・ガーデン』とは全く違う小説世界ではあるのだが、この作家さん、この22年間いったいどういう生き方をしてきたのかなぁ。もしかして今回の作品のような社会の中にいたのかなぁ、なんて心配してしまうほど真に迫った物語でした。
 書名にあるように、シェークスピアの『マクベス』に則って物語は展開するのだが、それを凌ぐほどの残酷さと無常さと人間臭さが繰り広げられる。その内容の壮絶さを主人公のどこかすっとぼけた言動が、辛うじてこれがフィクションであるということを知らせてくれるのだけれど。分厚い一冊でも一気読みの面白さでした。(ヘタな感想で申し訳ない。90点)

(今日の追記)
 デビュー作の『グリフォンズ・ガーデン』は是非とも読んで欲しいんだけど、絶版なんだよねぇ。復刊してくれないかなぁ。

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