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zoom RSS 眠りの森の落し物

<<   作成日時 : 2014/09/12 23:52   >>

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 そろそろ年末の「今年のベスト本」とかいう、つまらないお祭りのための本がソロリソロリと出始めたのかなと思わずにはいられない今日この頃。もうそんなものには惑わされないもんねぇと強がってはいるものの、本屋さんの新刊コーナーにどうしても目がいってしまうのです。
 でもですねぇ、前にも言ったかもしれませんが、わたしく最近の小説界(こんなものがあるかどうかはわかりませんが)には絶望しているのです。経済界、警察内部、医療問題、政治問題等々、なんかさぁ、題材に夢っちゃうもんがなさすぎませんかねぇ。
 グチを言いだすと長くなるので止めますが、自分の専門分野の中での想像力ってさ、得意そうに言ってる割に面白くないからね(これじゃ何言ってるのかわかんないよねぇ)。

『花や咲く咲く』あさのあつこ(実業之日本社)読了
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――昭和十八年、初夏。女学校三年生の三芙美は、思いがけず手に入った布でブラウスを縫い始める。女学校のマドンナ・和美、韋駄天の詠子、あくびが似合う則子。美しい布に触れ、笑い合う四人にも、戦争の暗い影が忍び寄っていた−。著者がはじめて、太平洋戦争を舞台に描いた、感動の“戦時下”青春小説。
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 へぇー、はじめての戦争物なんですねぇ。うまくてさすがな作家さんだよねぇ。
 ただですね、“あさのあつこ”さんでなければ書けなかった小説っていう気がしなかった(すみません)。なにもかもが無難に終わってしまっているのです。歴史の真実という枠を意識しすぎてしまったのかなぁ。うーむ、残念。(泣けるんだけどね。75点)

『今日の放課後、短歌部へ!』千葉聡(角川書店)読了
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――注目の歌人にして高校の先生である「ちばさと」が、生徒と共に躍動する日々を描いた熱血青春短歌エッセイ集。感動と笑いと涙の日々、念願の短歌部は果たして−。巻末には穂村弘氏、東直子氏との特別座談会を収録。
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 いやぁー面白い。フィクションのようでノンフィクションのようで学校小説のようで青春小説のようでユーモア小説のようでエッセイのようで教育論のようで、そしてそしてしっかりと「千葉聡個人歌集」となっているという、世にも珍しい形の一冊。あぁこういう本って「あり」なんだなぁと、本当に感心したのです。短歌に興味がない人でも、ぜーったい面白いです。(感想になってるかなぁ。80点)

『許されざるもの』樋口明雄(光文社)読了
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――絶滅したオオカミを外国から移入し健全な生態系を取り戻す試験放獣プロジェクトが始まった。反対派や地元民の説得、中国奥地のオオカミ探索決死行など、環境省・野生鳥獣保全管理官の七倉は幾多の困難に立ち向かう。
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 突然こういう本も読みます。いろいろなジャンルの本を書く作家さんなのですが、どのジャンルでも手を抜くことなく、もう何を読んでも面白いという、稀有な作家さんと言ってもいいのではないかと、私は勝手に思っております。
 『約束の地』以来の「環境省・野生鳥獣保全管理官」シリーズになるのかな。もともとオオカミについてはいろいろと書かれていた作家さんですが、真正面から取り上げた作品となっています。その他のお話の部分と十分にマッチしていないかなぁという気はするものの、最後まで読ませる力強さはさすがです。ちょっと日本オオカミについて調べてみようかなぁ、なぁーんて思ったりして。(そんなに軽いテーマではないぞ。77点)

(今日の反省)
 サボっていた時間が長かっただけ。

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