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zoom RSS 遮二無二夢想

<<   作成日時 : 2014/11/17 18:15   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 2

 歳を取って昨日の記憶も危ういというのに、日記の代わりのつもりのブログも休みがち。読み終えた本の名前を忘れちまったっていうのはまだいい方で、もしかして今生きている自分という存在も見失っているんじゃないかと心配になってくる。毎日ほっぺたをつねっている私がいる。

『家族シアター』辻村深月(講談社)読了
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――お父さんも、お母さんも、おじいちゃんも、おばあちゃんも、娘も、息子も、お姉ちゃんも、弟も、妹も、孫だって−。ぶつかり合うのは、近いから。ややこしくも愛おしい、すべての「わが家」の物語。(やっと読めたっていう感じ)
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 「デビュー10周年3社新刊リレーフェア」っていうやつの『盲目的な恋と友情』(新潮社)、『ハケンアニメ!』(マガジンハウス)に続く三作目。うわぁー、まだ二作目を読んでいないんだよなぁ。私としたことが何をしてるんだか。

 正直、意表をついた作品だったかなぁ。この違和感は多分、作家自身の成長速度と読者である私の成長速度の違いが生んだ感情のズレなんだろうな。つまりは、作家が望むものと読者が期待するものがどんどん遠ざかっていくっていう、ある意味当たり前の現象が生んだしょうがないことなんだよ、きっと。
 誤解を生むと困るので「メチャクチャ面白かった」とは言っておきます。ただ“辻村深月”でなくても書けた作品だったのではと、ちょっとだけ思ったのです。いらぬ心配ではあるのですがね。(これはこれで79点)

『伽藍堂の殺人−Banach Tarski Paradox−』周木律(講談社ノベルス)読了
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――警察庁キャリアの宮司司は、大学院生の妹・百合子とともに宗教施設として使われた、二つの館が佇む島−伽藍島を訪れる。島には、数学史上最大の難問・リーマン予想の解法を求め、超越者・善知鳥神や、放浪の数学者・十和田只人も招待されていた。不吉な予感を覚える司をあざ笑うかのように、講演会直後、招かれた数学者たちが姿を消し、死体となって発見される。だが、その死体は、瞬間移動したとしか思われず…? 張り巡らされた謎が一点に収束を始める、シリーズの極点!(あーあ、読んじまったぜ)
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 このシリーズの面白さがやっぱりわからない。ではなぜ読んでしまうのか? それもさっぱりわからない。
 だいたいがだね、今回の「放浪の数学者・十和田只人」ってさ、もしかして別人?(まさかシリーズの根幹を揺るがす謎ではないよね) あまりにも無能の人として描かれていない? それだけじゃなくて、このシリーズ、作品ごとにバラバラの印象を受けるのはなぜ?(これもシリーズの布石じゃないよね)
 ……というような妄想を抱かせる作品群でもあるところが、次も読まなきゃと思わせるのである。新手のセールス手法だと思われる。(チャンチャン。70点)

 明日は頑張る。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ペンギン店長さん こんばんは。
辻村さんの新刊、まだ読んでいないので早く読みたいです!

以前こちらで紹介されていた、福永武彦さんの『草の花』を読みました。といっても、感想をどう言葉にしてよいか分からずもどかしいのですが、この言いようのない感情をどうにかお伝えしたくコメントしてしまいました。

これからも楽しみにしています!
りわ
2014/11/17 23:02
 りわさん、いつもコメントありがとうございます。
 『草の花』を読んで下さったのですね。感想を聞きたいなぁ。私をペンギンにしてブックカフェなんぞを開店させた根本の小説でもあるんですよねぇ。そもそもこの作品、……長くなるので割愛しますが、人を変えてしまう作品でもあるのです。また読んでみようっと。
 これからもよろしくです。
ペンギン店長
2014/11/18 06:39

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