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zoom RSS つまらない空をボクは泳いでいた

<<   作成日時 : 2014/12/31 09:02   >>

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 いつの間にか今日になってしまったなぁ。こうやっていつも「いつの間にか」と言っているうちに時は止まってしまうのだろうなぁ。いやだいやだねぇ。

 本来なら「私の今年のベスト」的なことを書くべきなんだろうけど、今年はどうもなぁ、書けるかなぁ。本を読むということに関しては多分、生まれてから一番読んだ一年だったかも知れない。面白い本楽しい本ためになった本美しい本興奮した本感激した本泣いた本……、そりゃー一杯あるんだけどね、読み手の態度感情気分姿勢真面目さ真摯さ真剣さ……っていうもんがさぁ、今ひとつ問題だったんだねぇ。簡単に言うと、ベスト本を選ぶ資格を持てなかった一年っていうのかなぁ(こういうことをブツブツとつぶやきながらもサラっと書いたりするからダメなんだよなぁ)。

 今年最後のブログ更新は、読んだままになっていた本を載せることにします。こういうやり方はやっちゃいけないと散々言ってきたのに、またまたやってしまうのです。あぁあ、今年一年はこういうことの繰り返しだったなぁ。反省。

『花野に眠る−秋葉図書館の四季−』森谷明子(東京創元社)読了
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――れんげ野原のまんなかにある秋葉図書館は、いつでものんびりのどか。新人司書の文子の仕事ぶりも、どうにか板についてきた。そんななか、図書館のお向かいの日向山から突然、白骨死体が…。誰が、どうして、こんなところに埋められていたのか? 文子は、図書館の利用者が持ち込む、ふとした謎を解決しつつ、頼もしい先輩司書たちの助けを借りて、事件の真相究明に挑むが−。本を愛してやまない人の心をくすぐる、やさしい図書館ミステリ!
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 ずいぶんと久しぶりのシリーズ新作です。ほのぼのとした体裁をとった作品でありながら、取り上げられる問題はなかなかに重くて暗いのです。その「うーむ」と唸ってしまう内容を救っているのは、登場する人々のやさしさや本に対する愛情の深さなのかなぁ。このバランスがとても心地よいのです。(まだまだ続くんだよね、楽しみです。82点)

『れんげ野原のまんなかで』森谷明子(東京創元社)再読
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――新人司書の文子がこの春から配属されたのは、のんびりのどかな秋葉図書館。ススキ野原のど真中という立地のせいか利用者もまばら、暇なことこのうえない。しかし、この図書館を訪れる人々は、ささやかな謎を投げかけてゆく。季節のうつろいを感じつつ、頼もしい先輩司書の助けを借りて、それらの謎を解こうとする文子だが…。すべての本好き、図書館好きに捧げるやさしいミステリ。
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 シリーズ新作を読んだら、どうしても前作も読みたくなって図書館で借りてしまいました。シリーズとはいってもやっぱり間が空きすぎだよね。
 この作品が出た当初は、世の中に「日常の謎ミステリ」が氾濫し始めた頃で、そのブームの一つとしての認識だったのですが、読み返してみると意外や意外、日常の謎よりも一歩踏み込んだミステリだったのですね、と再認識。やっぱりこのシリーズはもっと書いて欲しいなぁと思ったのでした。

『ユリイカ(11月号)−森博嗣特集−』(青土社)読了
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――『すべてがFになる』『スカイ・クロラ』から『MORI LOG ACADEMY』まで…。クラフトマンの機知
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 “森博嗣”さんの作品をこれほど詳細に論じたものは初めてではないか。という興味から読んでみたのです。いやぁーまぁ、著者の方々は真面目なのかふざけているのか楽しんでいるだけなのか、一生懸命に無駄なことを暖簾に腕押し覚悟で語ることの面白さを感じることができた一冊でした(何のこっちゃ!)。
 どれだけ真面目に真剣に「森作品」を論じようと、作家本人はもとより、ファンの方々はちっとも気にもしないし気にも留めないっていうのにねぇ。つまりはさ、「森作品」っていうのは作者の手を離れた時点ですでに完結しているのですよ。美術作品のように、もう一つの固定された作品であるのだから、何を言っても何を感じても何がどうなろうと、もうどうでもいい物なのですよ。まぁね、だからこそ読者の中で独自に成長する作品でもあるのですが。
 ちょっと褒めすぎでちょっと訳わかんない感想でした。

『ビブリア古書堂の事件手帖6−栞子さんと巡るさだめ−』三上延(メディアワークス文庫)読了
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――太宰治の『晩年』を奪うため、美しき女店主に危害を加えた青年。ビブリア古書堂の二人の前に、彼が再び現れる。今度は依頼者として。違う『晩年』を捜しているという奇妙な依頼。署名ではないのに、太宰自筆と分かる珍しい書きこみがあるらしい。本を追ううちに、二人は驚くべき事実に辿り着く。四十七年前にあった太宰の稀覯本を巡る盗難事件。それには二人の祖父母が関わっていた。過去を再現するかのような奇妙な巡り合わせ。深い謎の先に待つのは偶然か必然か?
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 まぁ、出たら買います読みます楽しみます、というシリーズです。あと1、2冊でシリーズも終了とのことですが、一足先に卒業させてもらおうかなぁという気持ちです。
 面白いんですよ。これまでにない古書店を舞台にしたお話っていうことでは特筆すべきシリーズだと考えています。主人公たちのキャラもまぁまぁ特異な設定で、一気読みさせる楽しさのある作品だと思います。
 ただまぁ、話を大きくし過ぎたかなぁという気もしないではない。大きな事件といえなくもないものなのに、あくまでも古書堂や栞子さんの周りだけで解決しようとして不自然な展開になってしまっているのでは。そんでもってあまりにも都合よく関係者が次から次と出過ぎなんだよなぁ。一作目の雰囲気と最新作の雰囲気はもう別物の感じなのである。あぁもったいないなぁ。(相変わらず言葉足らずの感想ですみません。76点)

『裏窓クロニクル』友桐夏(東京創元社)読了
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――数々の黒い噂がつきまとう、いわくつきの一族・篁。その当主の義理の娘であり、愛人の連れ子ということで蔑まれている「私」。ある日、私は篁を狙った事件の解決を依頼しに、何でも願いを叶えてくれるチカラを持つという「教会の魔女」に会いに行く。まもなく事件は解決したかに思われたが、私が魔女に頼んだのは別の願いだった…。謎めいた魔女に願いを告げた少年少女と、彼らに関わった人々が巻き込まれた30年にわたる悲劇。教会、学校、山間の豪華ホテル、それぞれを中心に起きた事件の真相とは? 連作形式で送る、著者渾身の力作。
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 予想外の面白さ、と言ったら失礼だよな。
 先入観なしに読み始めたら、いつの間にか激流に巻き込まれて遭難しそうになったっていう感じの読後感というのかなぁ。あれよあれよという間に作者の術中にハマってしまい、あれっ? あれっ? という感じで読み終えた。こりゃー久しく忘れていた、本を読む醍醐味っていう奴ではありませんか。詳しく書けない悔しさはあるのですが、ミステリ好きな方は必読だと思いますよ。(今さらなんですけどね。88点)

 さぁて、まだまだ感想をアップし忘れている本はあるのですが、今年はこんなもんかなぁ。来年は真面目にブログ更新に努めたいと思っています(もう信じられないよなぁ)。
 今年一年、いろいろとありがとうございました。来年もよろしくお願いします(まだ続ける気マンマン)。
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追伸:「消しゴムはんこ」まだやってます。見てやってください。来年は売り出してやるんだかんね。

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