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zoom RSS 壁掛けの一生

<<   作成日時 : 2014/11/30 09:19   >>

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 このブログに書くような出来事が本当に何も無くて、本屋に行って図書館に行って本を読んでときどき消しゴムはんこを彫る、それくらいなんだよなぁ(それを書けばいいのか)。
 もう11月も終わり、明日から師走ですよ。あっ! 今一瞬、目の前のカレンダーが自分の一生とリンクした。恐ろしや。

『薔薇窓の闇(上・下)』帚木蓬生(集英社文庫)読了
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――1900年、万国博覧会で賑わうパリ。精神科医のラゼーグは警察に保護された少女を診察する。日本人らしき彼女は音奴と名乗るほかは多くを語ろうとしない。一方でラゼーグの元に、万国博を訪れた外国人女性の連続失踪事件の知らせが届く。事件解決に協力するよう要請されるラゼーグだったが、行く先々で謎の馬車に見張られていることに気付き―。異国の地を舞台とした傑作長編サスペンス。
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 好きな作家さんでデビューの時から楽しませてもらっているのですが、どういうところが好きなのか、どういうジャンルの作家さんなのか、今ひとつハッキリとしない作家さんでもあります。文章はうまいし物語の舞台設定がうまい作家さんだよねぇ。逆にその守備範囲の広さが損している感じなのかなぁ。
 いゃぁー、面白かったです。かなり長いお話なのですが、グイグイと読ませるところはさすがです。パリ万博の話や精神病の話などがやたらと挿入されて、これは単なるウンチク話の羅列かなと思っていると、次々と本筋につながってくるという妙味。うまいなぁ。(デビュー時に名前をすぐに読めたのが今でも自慢なのです。80点)

『スキュラ&カリュブディス−死の口吻−』相沢沙呼(新潮文庫)読了
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――初夏。街では連続変死事件が起きていた。まるで狼に喰い千切られたような遺体。流通する麻薬。恍惚の表情で死んでいく少女たち。自らも死を求める高校生・此花ねむりは鈴原楓との出会いをきっかけに事件を調べ始める。だが、そこには3年前の殺人事件に繋がる驚愕の真実が隠されていた−。性と死、その果てに垣間見える少女の戦い。逸脱者たちが繰り広げる戦慄の新伝奇譚。
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 何故か読んでしまう作家さん。おじさんは普通読まないだろう、この手の本は。わかってはいるんですがね。面白いんですよ。
 フィクションの世界はなんでもありの世界ではあるのですが、なんでもいいっていうことではないと思うのですよ。途中からちょっとやりすぎたかなぁ。どんどん話が膨れ上がって空中崩壊した感じ。続編を考えたのかなぁ。(かなり失礼な感想でした。77点)

『ファンタズマゴーリア』岡崎祥久(講談社)読了
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――ミラーワールドの少年マルテは地上世界に降り立ち、リヱカという少女に出会う。リヱカは友情の印にとんぼ玉をわたし…。とんぼ玉に導かれて3つの世界を巡る少年マルテの、めくるめく冒険譚。
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 うーむ、わからん。いきなり異世界に放り出されて途方にくれているおじさん状態だった。
 おもしろくて凄いなと思ったのは、異世界にいるうちに「これもありかな」と思わせるこの作家の技というか力というかうまさというか、そういった作家の物語観かなぁ。他の作品も読んでみようかなぁ。(多分理解はしていないのだろう。78点)

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 このブログをさぼっていた期間に読んでいた本は、これでまぁ大体書き残すことが出来たかな。明日からは通常営業(出来るのか?)に戻りたいと考えております。ご精読ありがとうございました。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
帚木さんが好き、ってわりにはあまりとりあげてこなかったんぢゃないですか?(やや怒気)
医師であることから医療系ミステリが多かったのですが、最近はとりあげる時代や場所もいろいろという大河ドラマ的なものが多いような気がします。私は「安楽病棟」「閉鎖病棟」「エンブリオ」あたりが好きなのですが…
チョロ
2014/12/01 17:35
 チョロさん、怒りのコメントありがとうございます。
 この作家さん、真面目過ぎるのか器用過ぎるのか完璧主義者なのか、読者に付け入る隙を与えなさすぎる方なんですよねぇ。だから感想が難しくなる、そしてブログにアップしなくなる、…言い訳です。
 私の好きな作品は『白い夏の墓標』『十二年目の映像』『カシスの舞い』『総統の防具』…、初期の頃の作品が多いなぁ。読みが浅いのかなぁ。そこも反省点です。
ペンギン店長
2014/12/02 22:11

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